2016-01-01から1年間の記事一覧

Waltz for Debby を買う

Bill Evansの最高傑作。ピアノの一音一音は、まるで一粒の宝石のように美しい。耳から入って来る音は、頭の中を通って視覚を刺激する。暗闇の中で宝石が輝いている。最高の作品は良い音で聴きたいと願う。レコードオリジナル盤は何万もするからにしても、せ…

森から街へ またしてもジャズ紀行

1206 6時に森を出て8時30分には東京にいる自分が可笑しい。まさにタイムトリップ。お仕事を終え、お昼は築地食堂のアジフライ定食。名前負けしてないアジフライだった。満足。新宿のディスクユニオンで中古レコードあさり。欲しいものはチラホラ。やたらむや…

博多〜宮崎へ 回想記

20161115 道路陥没事件後の博多へ。まずは長浜ラーメン。細麺と豚骨スープが美味しい。仕事を終え、博多駅の本屋へ。ここは植草甚一氏のシリーズ本が置いてある。植草甚一の研究という本を買う。今一番気をなる人物、どんな人なのか探究心が湧く。60.70年代…

森のスープ屋cinemaVelly

オープンしました! 詳細は、こちらです。 HP cinemavalley.net 宜しくお願い致します。

ルイ アームストロングのトランペット

先日、エラ&ルイというアルバムを聴いていた。エラのボーカルの素晴らしさは言うまでもなく、ルイアームストロングの力強さには改めて感動させられた。ルイのトランペットは何とも言えない。言葉ならない。涙が溢れる。ルイが活躍した1940.50年代は、まだ黒…

レコードオリジナル盤の衝撃

レコード屋の店員さんからは、レコードは輸入盤の方が音がいいとは聴いていた。レコード屋を回っていると確かに国内盤よりも輸入盤が高い。どれどれと、輸入盤しかも再発でないオリジナル盤を買ってみた。川崎のTOPSにて運よくほしいレコードがあった。スタ…

森から都会へ 回想

20161107仕事で東京に来た。変な感じだ。ビルエヴァンスのワルツフォーデビイを聴きながら移動。ピアノの音がとても心地良い、心落ち着く。蒲田に着いて、富士そばの看板を見たとたん、そばが食べたくなったので、コロッケそばを食べる。蒲田の中古レコード…

地震の日

午前中で仕事をして終え、博多の駅の地下の食堂でいわしフライ定食を食べる。最近は仕事上、意識して魚フライを食べる。今回フライは身が薄く衣率が高い。いわしの風味というか匂いは十分過ぎる。その後、近くの中古レコードに行く。欲しかったジミーリード…

ベルギー人と一緒

昨日の夜、博多のジャズバーブラウニーにて。隣にベルギー人が座ってきた。ベルギー人と話すは初めてだ。5席と狭いカウンター、片言の英語で盛り上がる。要約するとこんな感じだ。ベルギー出身で今は仕事でドイツにいる。ロングバケーションで3ヶ月、1人で日…

レコードの買い方

中古レコード屋さんに行くと、いろんな値段のものがある。同じアルバムでも、輸入盤のオリジナル盤となると10万円以上、国内盤では1500円ぐらいと開きがかなりある。そんな中、わたしは中古で1000〜1500円ぐらいのアルバムを探す。探す順序は、まずアーティ…

中古レコード

最近、県外に出るとよく中古レコード屋さんに行く。レコードを見ているとどうしても買わずにはいられない。レコードの大きな存在感、少し古びた紙の色と質感、50、60年代のジャケットデザイン、どれもシビれまくり。そして、プレーヤーから聞こえるまろやか…

オルガンジャズ

ピアノは繊細で直線的、計画的に全体を整える。美しい音色は体の奥まで届く。一方オルガンはどうか。不器用で大ざっぱ、激しい喜怒哀楽は心の浅瀬で大胆にダンスする。 ブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンは、ジミー・スミスのオルガンにブラックミ…

「2つの疑問と仮説」

ブルーノートの音楽は、なぜかっこいいか?日本人はなぜビルエヴァンスが好きなのか? ジミースミスにブラックミュージックの真髄をみたであろうアルフレッドライオンは、ジャズやブルースのルーツである労働歌、人を埋葬する時の楽隊演奏曲、教会音楽をよく…

レコード時代

先日持っていたCDと音楽DVD全て売却しました。ロック、ポップ、テクノ、ブルース、ヘビメタやら。そして、新たにレコードプレーヤーとレコード3枚を購入しました。レコードは3日間悩んでようやく決まりました。テーマは、家でじっくり聴くジャズです。 1.「G…

カシスソーダ

旅先でよくジャズバーに行く。お酒がもっぱら弱いので、いつとカクテル系を2.3杯飲んで帰る。昨日は甲府のアローンでカシスソーダ、今日は神田のステップで、あえてカシスソーダ。飲み比べると全然違う。簡単に言うと一方の味は繊細で、一方の味は大ざっぱ。…

ビルエヴァンス「alone」

朝起きて、ビルエヴァンスを聴いている。とても美しく、心が幸せになる。生前ビルは言っていた「音と音の間に美しさがある」と。その間のビルの世界観に多くの人は心奪われるのである。

神聖なる音楽

キースジャレットのケルンコンサートを聴いている。朝の澄み切った空気、湖の近く、たくさんの木々たち、小鳥のさえずり、全てが美しい。キースは、そんな場所に連れて行ってくれる。キースは言っていた。「私はクリエイターではない。神から感じるものを表…

カフェが好きなわけ

以前、広島に少しだけ住んでた時期があった。当時はスタバ全盛期。そこで珈琲を売るというより珈琲を飲む体験を売るという新しいマーケティングに触れ、シックでアートな空間に酔いしれた。時間がたっぷりあったので、たくさんの本を読んだ。すぐにカフェの…

ジャズ喫茶 いーぐる

ジャズ好きが全国から集まるお店。店内のバズーカスピーカーからは良質の音が大音量で響きわたり、まるでライブ会場にいるよう。昔に録音したものを聴くという一線を遥かに超えた生々しい音。ベース音は胸を大きく震わせ、ドラムの勢いは目の前まで迫り、ア…

お店の品格

沼津で美味しい料理屋さんがあると聞いたので、ランチを食べに行くことにした。駅から少し遠かったが、美味しいものとの出会いを求め、暑い中、汗だくになりながら歩いて行った。お店に入ると、たくさんのお客さんで賑わっていた。1人なので、すぐに奥のカウ…

エラ フィッツジェラルド

今日は、大好きなエラを聴きながら新幹線で浜松へ、そして、夜はジャズバーへ行く。すると、女性ピアノがおられお話をすると、同じくエラが大好きとのこと。弾きながら歌いましょうか? 是非とも! 貸し切りの広いジャズバーで、エラ フィッツジェラルドの弾…

オン タイム

音楽は演る側と聴く側がいるけど、自分はもっぱら聴く側だ。音楽を演ることによって救われる人は多いが、音楽を聴くことで救われる人も多い。何もしたくない時に何もしないとさらに悪くなるので、よく音楽を聴く。昔、オンタイムで聞いてきたヒット曲たちだ…

続 犬を飼う

コーヒー豆を買いに行った。先日、店内の奥で苦しそうに唸っていた老犬が気になる。「わんちゃんは?」と聞くと、店主は、「・・・引き取りました。」と一言。それ以上の会話のやり取りはしなかった。漫画「犬を飼う」に出てくる夫婦は愛犬を亡くした1年後に…

第22作 男はつらいよ 噂の寅次郎

お盆や正月は楽しい日本映画が見たくなる。寅さんに会いたくなる。タコ社長で笑いたくなる。男はつらいよ第22作を見た。ストーリーは今昔物語の夫婦の話がテーマになっている。この話が志村喬さんの重みのあるゆっくりとした口調で語られる。最後の「無常」…

世の中の不条理

日本人は、どんな変化が起きようが割とそれが普通だと受け入れる傾向があるように思う。自分もそうだ。どこかの国みたいにクレーマーは少ない。少し目を向ければ、世の中には、えっと驚くことが多々ある。例えば、今バス停にいる。駅まで乗ると100円で済む。…

真夏にスーツでネクタイ

お昼の暑い時に外を見歩いてあると、時々スーツでネクタイを着用してしている人を見かける。こっちは、半袖シャツでヒーヒー言いながら汗びっしょりで歩いているのに、そのような人を見かけると、ただただ尊敬である。職業柄にしても、この炎天下にスーツで…

ジョンレノンのキーホルダー

2009年〜2014年ぐらいの期間、出張で博多に行くと必ず寄っていたお店があった。ママが一人で経営するビートルズのスナック「エッセ」。博多は勿論、全国から筋金入りのビートルズファンがやって来るお店。よく皆さんと一緒にビートルズを唄った。先輩方から…

ファンキー

ファンキーと聞くと、カラフルで明るく元気でラスタでロックなイメージがある。一方で、健康的でまっすぐな感じはなく、どこか屈折しているけれどもかっこ良く踏ん張っている。そんな両者がうまくブレンドして、ファンキーという味わいを出していると思って…

ひまわり

夏になると、沢山のひまわりが咲く畑がある。50本ぐらいあるだろうか。一斉に咲くひまわりたちは、どんな灯りよりもエネルギーに満ち溢れていて、見ているだけで元気になる。今年のひまわりはどうかというと、一斉に、とは程遠くまばら咲きで、1本が咲いて…

犬を飼う

今日珈琲屋さんに豆を買いに行った。店内奥には1匹の犬が寝そべっていて、ウー、ウー、と苦しそうに泣いている。店主に聞いてみた。わんちゃん、病気ですか? 年老いた犬でねぇ、もう16歳、人間でいったら90歳ぐらいなんだよね。ウー、ウー、ウー、小さな店…