ビルエヴァンス「alone」
朝起きて、ビルエヴァンスを聴いている。とても美しく、心が幸せになる。生前ビルは言っていた「音と音の間に美しさがある」と。その間のビルの世界観に多くの人は心奪われるのである。
神聖なる音楽
キースジャレットのケルンコンサートを聴いている。朝の澄み切った空気、湖の近く、たくさんの木々たち、小鳥のさえずり、全てが美しい。キースは、そんな場所に連れて行ってくれる。キースは言っていた。「私はクリエイターではない。神から感じるものを表現しているだけだ。できるだけ純度高く」
ジャズ喫茶 いーぐる
ジャズ好きが全国から集まるお店。店内のバズーカスピーカーからは良質の音が大音量で響きわたり、まるでライブ会場にいるよう。昔に録音したものを聴くという一線を遥かに超えた生々しい音。ベース音は胸を大きく震わせ、ドラムの勢いは目の前まで迫り、アルトサックスは頭を貫通する。ここは1960年代、演奏しているのは、エリックドルフィーたちだ。
お店の品格
沼津で美味しい料理屋さんがあると聞いたので、ランチを食べに行くことにした。駅から少し遠かったが、美味しいものとの出会いを求め、暑い中、汗だくになりながら歩いて行った。お店に入ると、たくさんのお客さんで賑わっていた。1人なので、すぐに奥のカウンターに通された。ふと前を見上げると、ゴルフコンペの案内のチラシが貼ってある。よく見ると、25周年記念のゴルフコンペのようだ。コンペ内容の横には、ゴルフボールを取ろうと前かがみになったお姉さんの写真が掲載されている。胸元が大きくクローズアップされ、胸が半分以上見えている。えっ。これはいかんでしょ。カウンター越しの三人の板前が皆、とてもスケベそうに見えてくる。お刺身定食が運ばれて来た。お刺身は美味しかったが、帰り道は後味が悪かった。
エラ フィッツジェラルド
今日は、大好きなエラを聴きながら新幹線で浜松へ、そして、夜はジャズバーへ行く。すると、女性ピアノがおられお話をすると、同じくエラが大好きとのこと。弾きながら歌いましょうか? 是非とも! 貸し切りの広いジャズバーで、エラ フィッツジェラルドの弾き語り。なんとも贅沢でなんとも嬉しい体験で、一瞬にして心は天国へトリップです。