レコードオリジナル盤の衝撃

レコード屋の店員さんからは、レコードは輸入盤の方が音がいいとは聴いていた。レコード屋を回っていると確かに国内盤よりも輸入盤が高い。どれどれと、輸入盤しかも再発でないオリジナル盤を買ってみた。川崎のTOPSにて運よくほしいレコードがあった。スタンゲッツのゲッツアゴーゴー、ボサノヴァの名盤だ。店主に聞くと、国内盤はプレスするときに音の安定感を図るという訳の分からない理由で、勝手に高音と低音をカットしてしまいあたりさわりのない音を作るそうな。なんとけしからんことか。おうちで早速オリジナル盤を聴いてみた。全然違う、全然違う。確かに音は少し荒いにしても、その時代の空気とか人の息遣いとかはっきりと感じることができる。音を聴くというより、その時代を体をもって感じることができるのである。なんと素晴らしいことか。輸入盤、はまりそう。