世の中の不条理

 日本人は、どんな変化が起きようが割とそれが普通だと受け入れる傾向があるように思う。自分もそうだ。どこかの国みたいにクレーマーは少ない。少し目を向ければ、世の中には、えっと驚くことが多々ある。例えば、今バス停にいる。駅まで乗ると100円で済む。これを何かの間違いでタクシーを使ったとする。すると700円ぐらいかかる。街を知らない人はタクシーを使うかもしれない。ここで、タクシー高いよねとなる。だけど、タクシー側からしたら、これ以上安くしたら商売が成り立たなくなる。こうした提供側と消費側の事情の不一致が不条理を生んでいる。極め付けは、映画だ。映画作品を観るという観点のみでみた場合、映画館で見ると1800円、最安値でネットレンタルすると10円だったりする。これはあまりにもと思うのである。