ブランディングというまちがい

最近、ブランディングのセミナーとか本とかよくみかける。こういうのが多くあるというのは、いかにブランディングができていないかと言える。そもそもブランディングという横文字にピンとこない。ここは日本。日本には日本人にあった素晴らしい言葉、知恵、習慣があるではないか。ならば、ブランディングという言葉を「らしさ」に変換したらどうだろう。自分らしさ、お店らしさ、地域らしさなどなど。「らしさ」の追求。まずは、「自分らしさ」ってなんだろう。

ジャズで繋がる

 

今日は、初めてキースジャレットのケルンコンサートをかけていた。小さな音で屋根裏で。お客さんが一言「ケルンコンサートいいよね」「はい」そのやりとりだけで嬉しい。ジャズを通して人と繋がるということ。そう言えば、前もあった。「ワルツ フォー デビイ」をかけていると「好きなんですこのアルバム」の一言。嬉しいね。

 

屋根裏ジャズ

ジャズの入り口

 いろんな入り口があるが、きっかけは人であることが多い。ジャズにはまるきっかけになったのも人だった。

 サラリーマン時代は出張でよく東京に行った。その日の夜は、映像作家の安田君に連れられ西荻のアケタというJAZZライブハウスに行った。林栄一さん率いるガトスミーティング。Wサックス、トロンボーンの3管にギター、ウッドベース、ドラム。基本スタイルはフリージャズ。チャールス・ミンガスのカバーもあった。演奏が始まってすぐにぶっ飛んだ。ど迫力。何が出てくるか分からない緊張感。かっこいいフレーズとキレのあるリズム。エネルギーとグルーヴ。全てが圧巻だった。それから、ミンガス、ドルフィーを聴くようになった。こんなかっこいいジャズがあるんだ!安田君に連れられ林さんに出会いぶっ飛ばされ、ジャズの世界に入り込んだ。広奥て深愛世界に。

 

屋根裏JAZz

 

 

エッセイ

 去年は、よくエッセイを書いた。というのも、数年前にジャズにはまり、いろいろジャズ本を読んでいたら批評家の植草甚一さんに出会った。この人に興味が湧き、植草さんの日常エッセイを読むと、これが非常に楽しいではないか。よおうし、俺も書こうということでエッセイを書いた。とっても短いをたくさん書いた。その中から自分で年間エッセイ大賞まで決めたりして。今年はまだ書いてないので、そろそろ。

Waltz for Debby を買う

 

Bill Evansの最高傑作。ピアノの一音一音は、まるで一粒の宝石のように美しい。耳から入って来る音は、頭の中を通って視覚を刺激する。暗闇の中で宝石が輝いている。最高の作品は良い音で聴きたいと願う。レコードオリジナル盤は何万もするからにしても、せめて輸入盤を求む。今日は夕方ふらふらと出張先博多は大名にある大好きなキャットフィッシュレコードに行く。中古レコードをあさっていると、2800円の輸入盤と出会う。2800円!安っ!即購入。最高の作品は良い音で、さらに大音量で聴くとレコードが全く別世界に案内してくれる。 写真1は、キャットフィッシュレコードの店主。お店は、かっこいい年配夫婦が運営されていて、CDが多いけどレコードもいいのあるよ。
ふらふらと帰り道、定食屋に入り晩飯。さらにふらふらふらとジャズ喫茶JABに行き、食後の珈琲を飲む。店主とレコードの話。輸入盤でなくても国内盤で十分だよ。国内盤はしっかり作ってあるんだし。要は作品の内容だよ。価値観をひっくり返される。Kenny Dorham「quite Kenny 」(東芝盤)がかかる。音が心地良く身体に響く。安価な国内盤でも十分だ。なんだか納得、少し気が楽になったなぁ。さあホテルに帰ろう。